表紙電算機PowerBook Duo2300c叉はDuo230

Duoキーボードの修理


Duo2300cのキーボードで
「P」と「0(ゼロ)」のキー入力が 出来なくなってしまいました。 [Duoメーリングリスト]で、ご相談申し上げましたところ 「最高のDuoを創る会(会員#11)関西しぶちょ-」様に 修理方法を教えていただきました。 とても簡単に直り、感激しています。 簡単ですが、下記にまとめてみました。 (注)キーボードのトラブルの原因は、他にもありますので この修理方法では、直らない場合もあります。

重要:元に戻すときにキーの位置が判るように、そして断線箇所を捜しやすいように写真やコピー等の控えを必ずとってからキートップをはずします。 右図をクリックすると拡大図を表示します。

Duoキー配列

Duoの電源を切り、ACアダプター及びバッテリーをはずします。(分解作業中に Duoが起動してしまっては、大変です)

電池と電源をはずす

Duoを裏返して、トルクスドライバー(T8)で裏側のボルト(3本)を、はずします。

はずすボルト

キーボードを ゆっくりはずします。フィルムケーブルが、付いていますので引きちぎらないように、気をつけてください。

キーボード取り外し

マザーボードから、フィルムケーブルをはずします。

フィルムケーブル取り外し

「スペース,Shift」の用に大きなサイズのキーは、端を押しても 正しく入力できるように写真のような、棒が付いています。(はずすときにちからまかせに取らないようにして下さい)

キートップ取り外し

キートップが、すべてはずれたら接点が裏側についているゴムのカバーをはずします。上に乗っているだけなので、簡単にはずれます。

ゴムカバー(裏側接点)取り外し

配線パターンが印刷されている、透明な2枚のシートを傷を付けないようにゆっくりはずします。(折り曲げすぎると、その部分が断線してしまいます。気をつけましょう)

配線パターン取り外し

キートップの写真やコピー等の控えを参照しながら断線部分のチェックを行います。接触不良のキーのある穴位置から、マザーボード接続部までの経路を確認してください。キー入力の出来ない位置から、キー入力の出来た位置までの間が断線位置です。2枚ありますで、注意して確認してください。私の場合は、目視で発見できました。ダメな場合には、虫めがめ叉はテスター等を使用してください。

断線部確認

断線部の補修には、車の補修用品(リアウインドーの熱線補修材)を使用しました。補修材の説明書どおりに、塗布→完全に乾燥後、もどどおりに組み付ければ、完成です。(キーの配列を間違えないように御注意下さい)右写真をクリックすると拡大表示します。

補修材参考例

余談ですが、OSのインストールできない Duoのトラブルの相談がありました。
原因は、前の持ち主がキーボードになにかの液体をこぼしたらしく 「Shift」キーが、常時ON(押された状態)の為、 起動用フロッピーで起動しても、機能拡張を読み込まないために 外付けのCD-ROMを認識しませんでした。 (キーボードを分解して 透明な2枚のシートの間にある 液体をふき取って、なおしました)
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